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映画【孤狼の血】のキャスト!文庫の原作にない役柄と演じるのは誰?

孤狼の血 キャスト原作にない役柄は
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1970年代初頭に放映された「仁義なき戦い」を世に送り出した東映の華やかな復活とも言われている今作品「孤狼の血」。舞台は昭和63年、暴力団対策法の施工される前の広島の架空都市「呉原」を舞台にした刑事ドラマです。

対立する二大勢力の暴力組織、加古村組と尾谷組の火種となったのは、加古村組系の金融会社の社員の失踪事件。その事件を担当するのは暴力団と癒着を噂されるベテラン刑事の大上と、部下の新人刑事日岡。

役所広司さん演じるガミさんこと大上刑事、その大上刑事の部下として配属された新米刑事を演じるのは松坂桃李さん。そして、原作にはなかった役柄で、新米刑事日岡の彼女として映画に初挑戦する女優さんは、元モデル出身のあの人です。

それぞれの役どころや魅力に迫ってみたいと思います。

ガミさんこと大上刑事を演じる役所広司さん


「警察じゃけぇ、何してもえぇんじゃ」

そのセリフの通り、常軌を逸した捜査で暴力団を追い詰めていくアウトローな主人公のガミさんこと大上刑事を演じる役所広司さん。

色んな役を演じた役所さんもこんな役は演じたことがなかったそうです。オファーが来たときは興味が湧いて、ぜひ参加したいと思われたそうです。

広島市中区のえびす通りで行われた映画公開記念のレッドカーペットでは、「この映画、ぶち面白い映画じゃけぇ、みんなたくさん宣伝してくれりゃあえぇんじゃ」と広島弁で挨拶。

すてきですね。役所広司さんの呉弁、聞いてみたい方は、是非映画を見てくださいね。

キレッキレの役所広司さんも素敵です!!








広大出身の新米刑事、日岡を演じる松坂桃李さん

役所広司さん演ずる大上刑事の部下として呉原の警察署に配属になった、広大卒の日岡をえんじるの松坂桃李さん。

誠実で真っ直ぐな印象の若々しい姿が、役所広司さん演じる大上刑事と対照的で、とても印象的でした。
大上刑事の尋常とは思えない捜査のやり方に振り回されながらも、少しずつ変化をしていく心境や表情がまた素敵です。

見どころは、前半・中盤・後半へと心境の変化とともに心のブロックが外れていく日岡刑事の心の動き。大上刑事の一歩間違えば犯罪者にもなりかねないような捜査の在り方に、「正義」とは一体何なのか、という究極の思いを探りながら成長していく姿です。

「血まみれでも色っぽい」と評される松坂桃李さんが見ものです。








原作にはない役柄を演じる、元モデル出身の阿部純子さん

原作にはない役柄、日岡刑事の恋人役の桃子を演じるのは、元モデル出身の女優、阿部純子さんです。白石監督の作品には今回が初共演ということもあり、最初はとても緊張されていたそうですね。

微妙なイントネーションの”呉弁”にも苦心された様子。時間を見つけては、方言の指導の方と一緒に勉強をしたそうです。

映画の撮影では、桃子役の阿部さんが撮影されるときは、暴力団の抗争などの荒々しい雰囲気はなく、和やかに撮影が行えたそう。

監督からの「考えすぎないで」というアドバイスに応えて、薬剤師と刑事の恋人という二面性をもった桃子役が阿部さんらしく出来上がったようです。

また、日岡刑事役の松坂桃李さんとのラブシートもあるといことで、こちらも見ものですね。

ご本人も出来上がった映画を見た時は「アドレナリンが出っぱなし」だったとか。
映画の試写会の後、桃子役に好感を持つ方も多かったようですよ。








まとめ

豪華キャストで開幕した映画「孤狼の血」。

暴れ狂う役所広司と絶叫する松坂桃李が話題になっていますが、東映が久しぶりに世に送り出す血なまぐさい男たちの世界です。テレビでは放映できないような暴力的なシーンもあるようで、15禁映画と言うのは頷けます。

仁義なき戦いの現代版かと思いきや、昭和の息吹の中にも「今」現代を感じさせる、そんな作風に仕上がっています。

竹野内豊さんや江口洋介さん、真木よう子さんなど、ホントに映画の大御所たちが集まったアナーキーで懐かしくも新しい、白石監督のアウトレイジな力作「孤狼の血」。

2017年5月12日に全国の映画館で封切されました。

白石監督の他の作品も見てみたくなりました。

参考:映画.com

https://gotyama.com/eiga-korounochi-3610

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