台風26号が発生しました最新情報はこちら↓(10月22日更新)

台風25号が長崎県や島根県を暴風域に含めながら日本海側を北東に進んでいる中、インド洋や太平洋の沖にも台風のたまごが発生しています。
インド洋に発生している台風26号のたまごと台風27号のたまごを米軍の最新情報とヨーロッパの最新の気圧の状況などを見ながら分かりやすく解説していきます。
台風25号の最新情報はこちら↓(10月6日更新)

米軍とヨーロッパの最新情報
台風25号がこれから日本列島に近づき、暴風の影響が懸念されている中で、台風26号のたまごと台風27号のたまごが発生していました。
次々と発生する台風のたまご、そして発達していく台風に目が離せませんね。
米軍の最新の雲の様子から見てみましょう。
引用:米海軍台風予想(JTWC) Naval Oceanography Portal
インドの先端部分にオレンジ色の円で表示された99Aそしてインド洋の海上に黄色の円で表示された92Sという熱帯低気圧が発生しています。
こちらが、台風26号のたまごと台風27号のたまごのようですが、上の雲の画像には表示されていないのですが、太平洋沖のアメリカ大陸に近い海上にも台風のたまごたちが発生していたんですね。
日本を中心とした上の図にはまだ表示されていないのです分かりにくいのですが、台風の進路が米軍の予想で表示されているのでご紹介していきしょう。

こちらは、WALAKA(ワラカカ)です。地図がアップになりすぎて場所が特定しづらいのですが、アメリカの北部の海上で、地図上にPortGrahamという表示がありますが、ポートグラハムの付近の、アラスカ海の海上です。
そしてもう一つの台風のたまごはこちら。

名前はSERGIO(セルジオ)こちらは、場所はSanDiego(サンディエゴ)という地名もあるので、南米はカリフォルニア近くの海上のようですね。
どちらも、進路を見ても規模を見ても、日本まで越境してやってくるような台風ではないようです。
日本への影響は?
台風26号のたまごと台風27号のたまごは、日本への影響は今のところ確認できません。
また、インド洋沖に発生している熱帯低気圧も、今のところこれ以上発達して日本付近の海上まで進む恐れもなさそうですね。
ハリケーンなど名前の違いも
台風の呼び方に、ハリケーンとかサイクロン、タイフーンなど様々な呼び名がありますが、その呼び方の違いは、台風が発生した場所や規模によって違うんですね。
台風というのは太平洋の北西部と南シナ海で発生した熱帯低気圧で、その中でも最大瞬間風速が17m/秒(34ノット)以上のものです。
タイフーンというのは、台風とよく似た呼び方ですが、熱帯低気圧のうちでも台風と同じく太平洋北西部と南シナ海で発生したもので、33m/秒(64ノット)以上の最大風速のものを指します。トロピカル・サイクロンとも呼ばれます。
そして、ハリケーンとは大西洋北部や南部、太平洋の北東部などで発生した熱帯低気圧で、こちらも勢力はタイフーンと同じ33m/秒(64ノット)上のもの。
最後に、サイクロンですが、インド洋北部や南部、太平洋の南部で発生し、最大風速が33m/秒(64ノット)以上の勢力になった熱帯低気圧のことを指すんですね。
一般的に日本に近づく台風は「台風」と名付けられているようですが、米軍の発表する雲の情報でも表記の違いに気を付けてみるとまた違った角度が見えてくるかもしれません。
まとめ
2018年は7月から台風の日本列島への上陸が相次ぎ、10月に入ってまたしても台風25号が日本列島に上陸しています。
台風26号のたまごや台風27号のたまごも発生していて、今後も台風の動向が気になりますね。
太平洋で発生した熱帯低気圧のうち、緯度180度を超えて西に侵攻するものを越境台風と呼びます。
今回の台風26号と27号のたまごは越境台風にはならないようです。過去の例からもインド洋から日本近海に入ってくる熱帯低気圧も殆どないので、今のところ台風25号の次の台風は確認されていません。
今年は6月から8月に日本に接近した台風の数はなんと13個、例年を上回る多さでした。
その中でも7月に日本に上陸した台風7号(プラピルーン)は西日本に甚大な被害を及ぼし「平成30年7月豪雨」と命名されました。
他には複雑な動きをして世間を騒がせた台風12号(ジョンダリ)はこれまでの常識を覆す動きを見せ、迷走台風と呼ばれましたね。
これまでの常識だけで考えていると、どんな災害があるか予想できない環境になりつつあるのかもしれません。