台風25号のたまごが発生した模様です。
現在、日本とはずいぶん離れた場所にありますが、これから日本に向けて進路をとるのか、それとも日本には近づかないような進路をとるのか、それとも勢力が衰えて自然と熱帯低気圧に変わるのか。
今年の夏は台風が例年になく多く日本列島に上陸した年でした。
台風21号・22号の被害がまだ残る中、今後の台風がまだまだ気になりますね。
米軍とヨーロッパの最新情報
米軍の最新の台風情報を見てみましょう。
インド洋に発生していた台風24号はインド洋の海上にあって、もうほとんど熱帯低気圧に変わろうとしています。
図の赤色で矢印と共に示されている、RMNTS TC 01Sというのが台風24号ですね。
「RMNTS」というのは、REMNANTSの略で、意味は「残り・残物・くず」だそうです。つまり、熱帯低気圧の残り、痕跡、ということです。
「TC」はTropikal Cycroneの略で「熱帯低気圧」という意味。
つまり、RMNTS TC というのは、「熱帯低気圧の痕跡」ということで、すでに台風(サイクロン)から熱帯低気圧に変化している状態のことを指すようです。
引用:米海軍台風予想(JTWC) Naval Oceanography Portal
そして、黄色とオレンジでそれぞれ示されている、97Bと92W、こちらが次なる台風25号のたまごということです。
いずれも、黄色はLOWでオレンジ色はMEDIUMなので、まだ規模としてはそれほどではないということですが、今後はどのように発達していくのかが気になるところですね。
ヨーロッパの最新情報でも台風らしき低気圧は日本の近くには見当たりません。
北海道の北にある濃い緑色の部分は、気圧が低い部分を示していますが、こちらは先日通り過ぎた台風21号の変化したものだと思われます。
秋雨前線と一緒になって北上したものとみられます。
日本や九州沖縄への影響は?
日本で見られる台風情報では、9月17日に大陸で熱帯低気圧に変わった台風22号の痕跡のみで、台風の軌跡が描かれているばかりです。
出典:気象庁
気象庁発表の天気図を見てみると、日本列島には高気圧が大陸側から流れ込んできていて、涼しい風が吹いている様子が伺えますね。
日本列島全体的に、九州や沖縄もさわやかな秋空が広がっていることでしょう。
ただ、天気予報では20日(木)21日(金)あたりから全国的に雨模様の予想となっているので、このさわやかな秋晴れも数日間でしょうか。
台風に限って言えば、今のところ日本には影響は見られないようです。
まとめ
今回発生している二つのたまごは発達すると台風25号になる可能性があります。
これからさらに発達するのか、まだ未定ですが、今のところ日本や沖縄、九州などへの影響は確定されていないようですね。