台風情報

台風25号2018進路の予想!米軍とヨーロッパの最新情報と西日本や関東・北陸北日本への影響は?

台風2018米軍の最新情報と進路予想

10月6日更新の情報をお届けします。

大型で強い台風25号(コンレイ)が強い勢力のままで6日の朝には強い勢力で朝鮮半島の南側に位置していて、九州北部には昼過ぎには最接近するお見通しとなってきました。

今後、九州への影響や西日本や関東には影響があるのか、明日には北陸や北日本への影響も心配されています。

米軍の進路予想やヨーロッパの最新情報をふまえながら、今後の台風の状況を見ていってみましょう。

米軍とヨーロッパの最新情報

大型で強い台風号25号は、10月6日午前7時には対馬市の西は約180㎞の場所にあって、時速30㎞のスピードで北北東に進んでいます。

現在の中心の気圧は970hPaで、中心付近の最大風速は35m、そして最大瞬間風速は50mにも達しています。

米軍の最新情報を見てみましょう。

台風25号と26号27号たまご米軍予想
引用:米海軍台風予想(JTWC) Naval Oceanography Portal

日本人列島の北九州付近と朝鮮半島の間に位置している赤い矢印の記号、TS30W”KONG-REY”というのが台風25号です台風の目は朝鮮半島の南側にきているのが良く分かりますが、インド洋にもオレンジ色の円で表示された99Aと黄色の円で表示された92Sという台風26号と台風27号のたまごも発生しています。

黄色で表示されているのは勢力がまだLOW、低い状態の熱帯低気圧で、オレンジ色になると少し勢力が増してMEDIUM、となり、赤の円で表示されるようになるとHIGHTといって、高い勢力となります。

台風やサイクロンという勢力までに発達すると、赤い矢印で表示されるようになります。

では、台風の進路についても見てみましょう。

台風25号米軍の最新予想進路

米軍の最新情報を読み取る時に気を付けることとして、時差があるということです。

表示されている時間と、日本時間の間に9時間の差があるので、そこを注意して進路図をみるととても参考になると思います。

例えば台風の進路の最初のところにある「05/18Z」は「5日/18時」という意味ですが、それを日本時間に置き換えると、プラス9時間になるので、日本時間では「6日/3時」ということになります。

台風が朝鮮半島から進んで北九州から西日本へ影響を及ぼしはじめるのが、天気予想では「06/06Z」の表示あたりからなので、そこに9時間プラスして「6日/15時」となります。

そして「06/18Z」は北日本が台風の右側の円に入ってきているところですが、日本時間では「7日/3時」となり、日本に上陸して北海道の上を中心が進むのが「07/06Z」で日本時間では「7日/15時」ということなんですね。

こうして見てみるとすでに九州に影響が出始めている地域もあり、今後は西日本にも影響が出始めるようです。

天気予報でも言われていますが、今回の台風は、雨はもちろんですが、暴風にも注意が必要です。

では、気象庁の天気図などを見ながら今後の動きについてもう少し詳しく見てみましょう。








九州や西日本それに関東・北陸北日本への影響は?

台風25号2018気象庁の進路予想
出典:気象庁

気象庁の発表した台風25号の最新の進路予想です。

台風の中心が朝鮮半島の南側に来るのが米軍の予想と同じように6日の15時となっていますね。このときの暴風域が赤い円で表示されていて、約300kmにも及んでいます。

強風域も含めると、九州全体と中国地方、四国地方もすっかり強風域に入っています。

台風の勢力がいかほどか、良く分かると思います。

台風は6日の昼過ぎに九州北部に最接近の予想となっていますが、その後は勢力を弱めて日本海を日本列島に沿うようにして北上し、10月7日(日)の未明には日本海の中部で温帯低気圧に変わる見込みとなっているようです。

今回の台風は日本海側を通過するので、西日本では山陰側に10月6日(土)の昼過ぎから10月7日(日)の明け方にかけて非常に強い風が吹くようです。

そして、北陸地方や北日本でも風の影響があるので、海が大しけになりそうですね。

海岸にお住まいの方は、地風が温帯低気圧に変わった後も、風や高波に注意が必要です。

また、台風が通過するときに、南側の温かい空気を巻き込んで北上してきます。

朝鮮半島から日本に進路を進めている台風25号は日本列島に温かい空気を巻き込んでいるため、各地で猛暑となっているようです。

熱中症にも注意が必要ですね。








まとめ

台風24号もしのぐ強さの台風25号が日本に接近しているとあって、随分と警戒していましたが、今回は日本海側を通過することもあり、豪雨の影響は予想よりは大丈夫そうですね。

ただ、暴風域も広い台風となっているので、今後も強風や突風、場所によっては竜巻の心配もされているようです。

明日の10月7日(日)未明には日本海沖で温帯低気圧に変わる見込みですが、台風が温帯低気圧に変わった後も、その後通過する北陸や北海道地域の方々は、暴風に注意をしておいたほうがよさそうです。

先日も北海道では余震とは思えないほどの震度5の揺れが観測されました。

今回の地震では停電は起こらなかったようですが、台風が通過した後は気圧が急激に変化するため、緩んだ土地では地震が起こりやすいとも言われています。

今後も台風や気圧の変化に注意していきたいですね。