2018年9月21日午後9時に、マリアナ諸島で台風24号が発生しました。
いくつか台風のたまごが発生していましたが、今回はマリアナ諸島にあった台風のたまごが台風24号になったようです。
今後、台風はどのように進路をとっていくのか、日本への影響は?関東や九州沖縄への影響はどうなのか、米軍とヨーロッパの最新情報をふまえながら見ていきたいと思います。
9月30日更新
台風24号と台風25号の最新情報はこちら↓

9月26日更新
台風24号の最新予想と台風25号たまご発生!↓

米軍とヨーロッパの最新情報
過去に台風24号が9月のうちに発生したのは、1994年の9月12日。実に24年ぶり。例年では台風24号はだいたい10月に発生するそうです。今年2018年は8月に台風が多く発生したため、早いペースで台風が次々と発生しているようです。
今回、9月21日の午後9時にマリアナ諸島に発生した台風24号は、9月23日現在フィリピンの東にあって、中心の気圧は980hPa、中心付近の最大風速は35m/秒です。西に向かって時速20Kmの速さで進んでいます。
米軍の最新情報の雲の映像によると、TS28W”TRAMI”と表示されています。赤い矢印で表示されている部分ですね。
名前は「チャーミー」。チャーミーは、ベトナムが用意していた名前で、バラ科の花の名前だそうです。台風の名前は日本を含む14か国が加盟している台風委員会により140個の名前の中から順番に名前が付けられていきます。
今のところ、台風24号以外には台風のたまごらしき熱帯低気圧などは確認されていないようです。先日まであった他の台風のたまごも今は既に消えているようです。

引用:米海軍台風予想(JTWC) Naval Oceanography Portal
次は、ヨーロッパの最新情報です。
日本近海から大陸にかけての24日の気圧の予想が次の図になります。
緑色の濃い部分が台風24号になります。24日になると随分と沖縄付近に近づいてきていることが良く分かります。

日本では秋雨前線が停滞していて、ここ数日間大雨が続いたり、ゲリラ豪雨のような雨が降った地域もありましたが、この台風24号は今後日本に接近してくるのでしょうか、それとも、秋の台風らしくこのまま西に向かって進んでいくのでしょうか。
では次からは、天気図をみながら台風の進路をみてみましょう。
関東や九州沖縄への影響は?

出典:気象庁
気象庁の発表による台風の進路予想図を見てみると、台風24号は9月25日には石垣島に近いフィリピンの沖に向かって進んで来ているようです。
ちょっと拡大した沖縄中心の図ではこんな感じです。

予想では9月25日の段階では、石垣島はまだ暴風域の円の中にははいっていないようですが、その後、この台風は熱帯低気圧になるのか、それとも台風のままの勢力を保ちながら西に進んでくるのかが注目されるところです。
台湾付近の海水温度が28℃と高い温度になっているため、台風は勢力を落とすことなく少しずつ拡大しながら接近するのではないかと言われていて、9月25日ころには台風24号の勢力は、935hPaで、最大風速は50m/秒にもなると予想されています。
台風24号は西北西に進路をとっているので、このまま進んでも日本列島や関東・九州には影響がなさそうですが、気になるのは9月25日は満月だということです。
満月の日は、干潮と満潮の差が激しい大潮となります。そのため満潮時には海水面が高くなりますので、沖縄の石垣島付近では今後は高波の影響も考えられます。これからの台風の動きに気を付けていきたいですね。
まとめ
9月にまたしても台風が発生しました。今のところ日本への影響は定かではありません。
フィリピンの東から現在は西に進路をとっていて、連休明けの25日には西北西に進路をとりながら進む予想となっています。
9月22日現在、日本の太平洋側に雨を降らせる停滞前線があります。台風の接近と共に、この停滞前線が活性化するとまた各地に大雨が降る恐れもあります。
沖縄諸島や先島諸島への影響も心配されます。今後も、台風の動向に注意していきましょう。
防災意識で備えをしておくと安心かもしれませんね。停電時にも電力を確保しておける備えがあれば、安心につながるかもしれません。
9月26日更新
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