台風19号は日本の南の海上にあって、強い台風になる恐れがある中で、グアム近海のトラック諸島付近で、台風20号が発生しました。
まるで台風19号を追いかけるように進路をとっている台風20号ですが、今後どのような動きをするのかが気になるところですね。
米軍とヨーロッパの最新情報を見ながら、関東や九州沖縄への影響などを見ていきましょう。
米軍とヨーロッパの最新情報
台風19号の後を追うよう日本列島に進路をとって進む台風20号が、8月18日22時にグアム近海の海上で発生しました。
その名も「Cimaron(シマロン)」フィリピンがつけた名前で、”野生の牛”という意味だそうです。台風の名前は、国際機関「台風委員会」に140個の各国が提案した名前がストックされていて、順番に名付けられるそうです。
次々と発生している台風は、今後どのような進路をとっていくのでしょうか。
まずは、米軍発表の最新情報はこんな感じです。
引用:米海軍台風予想(JTWC) Naval Oceanography Portal
赤字のTY22W”SOULIK”が台風19号です。そして右下に発生している赤字のTD23Wというのが、今回発生した台風20号になります。
先日沖縄の下の方を通過した台風18号は18日の午前9時には中国大陸の華中で熱帯低気圧に変わりました。
続く台風19号は、日本列島に向けて進行中です。現在は小笠原諸島の近海にあって、日本の南の方で強い台風になる見込みです。21日、22日には九州にかなり接近しそです。
そして、それに続くように台風20号が発達しながら西北西に進路をとっています。このまま進んでいくと、21日(火)には小笠原諸島近海に進むのではないかと言われています。
台風20号の18日22時現在の中心の気圧は1000hPa、中心の最大風速は18m/秒で、殆ど停滞しているようですね。
次は、日本の近海での台風の進路をみてみましょう。
関東や九州沖縄への影響は?
台風20号は、台風19号を追いかけるような形になっていますね。
台風20号がどちらに向かって進んでいくかというのはこれからまだ変わるかもしれませんが、今のところ西北西に進む可能性が強く、九州や沖縄に接近するという見方が濃厚です。
台風19号はこれから21日22日には、九州や沖縄に非常に近い場所繰る見込みで、ひょっとすると西日本にも接近して、上陸する恐れもあるようです。
勢力も強くなっているので、広い範囲で暴風域に入る予想です。
その頃には台風20号は日本の南側に近づいています。
天気図を見る限りでは、今のところ台風20号の関東への影響はなさそうですが、九州や沖縄は台風20号の影響がありそうですね。
進路が少し北寄りになると、四国地方上陸の恐れもありますので、今後の進路が気になるところですね。
21日22日にかけて、小笠原諸島での台風20号による高波にも十分注意が必要です。
まとめ
この夏、次々と発生する台風ですが、これで8個目の発生となります。
今回の台風20号は、台風委員会が用意したフィリピン語の「Cimaron(シマロン)」ですが、大西洋のカリブやメキシコ湾で発生したハリケーンが東経180度を超えて太平洋の北西に移動して来たた場合や、インド洋など通常ベンガル湾を襲う熱帯低気圧サイクロンが北インド洋を超えて南シナ海に移動して来た場合に名前が台風に変わるそうです。
台風の名前は通常台風委員会の用意した140個の中から順番に着けられますが、移動して来た台風の場合、ときにはハリケーンやサイクロンの時の名前をそのまま引き継ぐこともあるようです。
台風の今後の動きを注視していきましょう。