6月29日午前9時に、日本列島の南の海上で、台風7号が発生しました。
6月に入って台風が相次いで発生していますが、今回の台風7号は現在はゆっくりと北西に進路をとっています。
このままいくと、沖縄を直撃するのではないかと予想されていすが、今後の進路はどうでしょうか。
今回の記事では台風7号プラピルーンの今後の進路予想や最新状況を、米軍基地やヨーロッパの機関が発表している進路図にて紹介します。
沖縄や関西、関東など本土への影響もあわせてみていきたいと思います。
台風7号の最新情報はこちら

米軍とヨーロッパの最新情報
米軍の台風情報では、雲の動きがよくわかります。
赤字でTS09Wとあるのが台風7号ですね。

引用:米海軍台風予想(JTWC) Naval Oceanography Portal
東南アジアや太平洋の海の上にある他の雲を巻き込みながら、少しずつ北西に向けて動くのがわかりますね。
このまま北上すると、日本列島に横たわっている梅雨前線と一緒になって、異常な豪雨が予想されそうです。
関東や九州沖縄への影響は?
沖縄周辺の天気図を拡大するとこんなかんじです。
天気図を見ると、7月1日の明け方には沖縄も暴風域に入りそうです。
そして、7月1日(日)の午後3時ころには、台風はすっかり沖縄を覆ってしまいそうです。
今回の台風は、沖縄の南で発生して、西にとゆっくりと進んでいます。進むのがゆっくりなので一か所に降らせる雨の量が多いと予想されて、土砂災害や暴風による被害が心配です。
29日(金)の午前9時ころに日本の南で発生しました。
中心の気圧は998hPa、最大瞬間風速は25m/秒です。これから海上の水分を吸収しながら大きくなっていくみたいですね。
1時間に10㎞の速さで進んでいるので、7月1日(日)の午後3時ころには那覇市の北西130㎞のところまで接近します。
台風がこのまま予定通り進行すると、7月2日(月)には東シナ海を通過するので、1日(日)には九州にも近づく可能性がありますが、それほどひどくはなさそうですね。
日本列島の日本海側にある梅雨前線に干渉して、その後も大雨が心配です。
2日(月)には朝鮮半島と中国の間にある黄海に抜ける見込みになっています。
関東は早い梅雨明けと、太平洋側から張り出している高気圧のために猛暑となっています。
まとめ
高気圧に押されて北上してしまった梅雨前線が、日本海側に大雨を降らせていて竜巻のような突風が起こったり大荒れの天気となっています。
今後の台風の動向によって、さらなる雨になるのか心配ですが、予想図を見る限りでは、関東含め、本土への影響は少なそうですね。
今回の台風は、「プラピルーン」という名前。
名前の意味はタイ語で「雨の神」だそうです。台風の名前は、日本を含む14か国が参加している「台風委員会」で決められるのですが、名前は前もって140個ストックされていて、発生した順番に名前がつけられていく仕組みになっているそうですよ。